またもや同じような事件が起きた。
KSD事件で「金で買われた質問」などと書かれたように、参議院議員の小山孝雄氏は国会質問の見返りにわいろを受け取ったとして、受託収賄容疑で逮捕された。そして森首相の早稲田大学の後輩にあたり産経新聞社を経て国会議員になった額賀福志郎氏(経済財政・IT担当大臣)辞任させられた。またもや国会議員のスキャンダルが始まろうとしている。見方によっては野党がすごく正しそうに良く見えてくるのだが、これは単に選挙を前にした売名行為が始まったとも言える事なのだ。
今朝の報道によると村上正邦氏がKSDから5000万円を貰っていた関係者が証言、村上、額賀両氏の国会の場での証人喚問を野党側は強く要求している。しかし、この証人喚問ほどいい加減なことも無いのである。この証人喚問の裏では永田町独特の取り引きが行われているのである。
私は参議院議員の時には総理大臣経験者(故田中角栄氏)を逮捕という日本を震撼させたロッキード事件、その証人喚問においても、また衆議院議員時代には宮沢大蔵大臣辞任、竹下内閣崩壊というスケールに拡大したリクルート事件の証人喚問でも、その裏で私は国会対策副委員長として野党側からの質問内容を聞き回るのに大変な苦労を重ねた。つまり、どんな質問が野党側から出るのか事前に当事者は解っているのだ。(国会の場に証人として立つことは不名誉なことで皆がいやがっている)
今年7月の参議院議員選挙を踏まえ、21世紀の政局を左右する大事な選挙だと野党側はマスコミを使った野党の売名行為のパフォーマンスを繰り広げようとしている。そんな昔と変わらぬ八百長的な証人喚問が行われるならば止めた方が良い。むしろこうした問題は東京地検特捜部(司直)に全て任せた方が立件しやすく、捜査の妨害にならない。まして野党側にもKSDにパーティ券などを買ってもらっている議員もいるので、真剣に質問をし本気で闘う気持ちなどないはずだ。真面目に働いて高い税金を払っている国民をあざむくばかりか、政治不安を高めるだけである。そして、ますます無党派層が多くなり、またもや名前が売れているだけのタレント議員が多くなり、無所属の何もできない国会議員が増えてしまうのだ。
それにしても額賀福志郎氏は本当に馬鹿だと思う。KSDから1500万円の資金提供を受けた疑惑に対して「秘書が預かっていたが2000年5月に返却させた」と自分の正統性を訴えている。しかし、昨年の5月は小渕内閣で額賀氏は官房副長官、そして本会議場での小渕総理の施政方針演説の中には、その時すでに「ものつくり大学」推進の内容が組み込まれていた。労働省ではその内容は出していないので内閣の誰かが修正、あるいは追加したと思われるが、どちらにしても官房副長官であった額賀氏が知らない訳が無いのである。同時に金は秘書が預かっていた…と責任転換をしているが1500万もの大金である、秘書が報告をしない訳がないし、返せば良い、という問題ではない(半年も経った後に返した場合は無罪にでもなるというのか?!)。もともと政治家になる器ではない、まったく国民を馬鹿にしているとしか思えない。
つまり与党も野党も同じ穴のムジナ、問題が起きるとスケープゴートやとかげのシッポ切りの中で選挙のためにパフォーマンスをしているだけなのだ。本気で森総理大臣を退陣に追い込むならば、フィリッピンが国民のパワーでアロヨ新大統領を選んだように国民ひとりひとりが政治意識を持つことがベストだ。今のままではフィリッピンの国民の方がよほど勇気と決断、行動力がある。真面目な国民に恥じるようなことは絶対にしてはならない。
額賀氏の後任に麻生太郎氏が任命されたが、森総理の人を見る目のなさ!中川前官房副長官より議員仲間からは嫌われ者扱いされ、若い時にいろいろとあった変人の大臣が誕生した。森総理にお願いしたいのは、国民のために真面目に国益を考えることができる大臣を選んで下さい。これ以上、野党に喜ばれる人(悪い噂のある人)を選ぶのであれば、一日も早く自民党のために総辞職をお願いしたい…と思っているのは私だけだろうか?参議院議員選挙も刻々と迫ってきている、森内閣の支持率は16%だ…。








