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2004.01.08
糸山英太郎の怒りシリーズ 第1弾
関西経済連合会は即解散せよ

関西経済連合会の秋山喜久会長は、関西空港の利用拡大を後押しするため、関西財界として独自に航空会社の設立を検討していることを明らかにした。
関西空港と羽田空港や地方空港を結んだ便を増やし、利便性を高めたいというが、航空会社の経営が全く解っていないとしか言い様がない。
秋山会長は、具体的な運営方法や採算性をどう考えているのか?どう計算しても採算割れは間違いない。
民事再生法適用のエア・ドゥ、7年連続赤字のスカイマークエアラインズ、地元自治体が財政支援に乗出し批判を浴びているスカイネットアジア航空など先発の新規航空会社の惨憺たる状況を見ていながらこの発言は経営者失格だ。
最近の大手企業の雇われマダムとはこの程度なのだろう、自らの金でリスクをとりビジネスをした事の無い人間は極めて多くの人々を不幸にする。関西財界から広く出資を募るというが、関西中小企業経営者を更に苦しめるだけだ。
その昔、私は20代で関西経済連合会に最年少でメンバーとなっている。私より古いメンバーはいないはずだ。当時の芦原義重会長(関西電力社長)や日向方斎会長(住友金属社長)とは真剣に関西経済について激論を交わしたものだ。今の関西は横山ノックが知事になったり、元野球選手が知事候補となったり、挙句は赤字確実航空会社設立などというおちゃらけエリアだ。もはや私が関西経済連合会に名を連ねる必要は全く無くなった。

秋山会長は「 JALやANAが関西国際空港−羽田の発着便を増やさないので新会社設立を検討している」という。関空離れするJAL、ANA両社に責任があるとでも言うのなら自らの無能を証明することになる。
我がJALは関空−羽田間(片道)に8便運航していたが、昨年に1便減便して7便とした、神戸空港の開港などでさらに減便も考えている。採算を無視した大型建設に熱中して造ってしまった関西空港のつけをJALは払うつもりは無い。
JALは既に世界一高い空港使用料を払わされているが、これ以上払ったら株主に対する重大な背任行為となるだろう。
新規航空会社の必要性を訴える輩は、利用者のメリット・地方経済のメリットを唱えるが羽田空港の発着枠の問題も解決できない現状では、そんなものは絵に描いた餅なのだ。
それに、海外で成功している新規航空会社のサウスウエスト、ジェットブルーなどをイメージしているのだろうが、戦略が全く違う。
日本の新規航空会社3社は航空大手やJR新幹線とまともに競合する幹線に参入し定額運賃にこだわったわけだが、資金力・便数本数ともに大手には手が届かない状況では成功などありえない。赤字垂れ流しで羽田―新千歳・羽田―福岡にしがみついているだけだ。
米国のサウスウエスト、ジェットブルー両社は大手航空会社にはない短中距離を中心にローカル・トゥ・ローカルの直行便輸送に力を入れたことが成功につながったのだ。コスト面でもジェットブルーの航空券予約システムは42歳の創業者が自ら開発しているほどだ。
パソコンもろくに使えない日本人雇われ社長が真似のできる経営ではないのだ。

真の地元経済を支える中小企業経営者を泣かせ、税金を無駄にする新規航空会社の設立など JALエグゼクティブアドバイザーである私が認めない。
設立させても私が丸ごと買い取って廃業させるだけだ。
愛社精神のかけらもない秋山会長はJAL監査役を辞任し、時代遅れの関西経済連合会は即解散せよ!




2004年1月8日  ザ・イトヤマタワーにて  糸山 英太郎


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