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2004.03.02
2004年世界の億万長者ランキング
日本人よ世界のビリオネアに何人残れるのか?


毎年恒例の米国フォーブス誌「世界の億万長者ランキング」が発表された。
第1位は純資産$46.6billion(5兆1200億円)の米マイクロソフト社ビルゲイツ氏だ。ここ十年以上トップの座を明け渡していない。
しかしビリオネアの世界は、大変厳しい競争が日々繰り返されている、毎度のことだがトップビジネスマン達の浮沈には驚くばかりだ。
ビルゲイツ氏でさえ5年前の$90.0billion(9兆9000億円)からは大きく資産を減らしている、富を築きそして守ることはとても難しいのだ。

デフレの荒波に揉まれる我が日本のビリオネアの浮沈もまた激しいものがある。
日本人で100位以内にランキングされたのは以下のとおりだ。
55位 サントリー佐治信忠氏$6.9billion(7590億円)
62位 武富士武井保雄氏$6.2billion(6820億円)
72位 岩崎グループ岩崎福三氏$5.7billion(6270億円)
85位は私、新日本グループ糸山英太郎$4.9billion(5390億円)
なんと僅かに4人だけとなってしまったのだ。かつて30人以上の日本人がランクインしていた時代は遥か昔の話となってしまったのだ。
1996年日本人トップランクだった西武グループ堤義明氏は159位へ、2000年日本人トップランクだったソフトバンク孫正義氏も216位に落ちている。それ以外にもマクドナルドの藤田田氏は圏外だし光通信の重田康光氏に至っては跡形も無い。
このような元ビリオネアの衰退が世間に与える影響は非常に大きい。
はっきり言うが瞬間的に富を築きそれを守りきれなかった人間は多くの人々を不幸にしている、自分ひとりが純資産を減らしたと言う単純な話ではないのだ。
特に昨今のIPOで築いた富は罪深い、市場を欺いて得た富など日本経済にとって何の役にも立たないだろう。
上場が悪いなどとは言ってはいない、しかし真のIPOとは上場後に投資家をビリオネアにするくらいの成長が無ければならないのだ。創業者が瞬間的に利益を得るだけなら、そんなものは単なるIPO詐欺だ。
真面目に社会貢献と利潤追求を両立させている企業はそんなものには目もくれない。今年の100位以内にランキングされたビリオネア経営企業の内、武富士を除けば非上場であることは偶然ではないだろう。

日本人が世界のビリオネアに負ける原因はデフレに踏み潰されているからだ。株・土地の下落に翻弄される経営、過剰な借入れに依存した経営がデフレの世界で通用するはずが無い。私が昨年の$4.1billion(4510億円)から$4.9billion(5390億円)へ純資産を増やした理由は無借金という強力な財務体質を有しているからなのだ。
今後果たして何人の日本人が世界の億万長者に留まることができるのだろうか?デフレを止めなければ減る一方だろう。


2004年3月2日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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