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2004.04.27
本当の自己責任
国への貢献


自己責任について賛否両論飛び交っている中、26日開かれた参院決算委員会で、柏村武昭委員(自民)が、イラクでの邦人人質事件を取り上げ、「人質の中には自衛隊イラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。仮にそうなら、そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な不快感を持たざるを得ない」と述べて批判されている。褒めようとは思わないが、まあよく言ったものだと思っている、誰も公の席では言わないだけで本音は大体この発言と同様だろう。

訳のわからん評論家が3人の人質を擁護する発言をしているが、説得力が無い。この3人のうち一人は週刊誌に写真や記事を売り込むフリーのジャーナリスト、もう一人もフリーライターの若者、女性もボランティアマニアの資産家令嬢だ。殺されそうになったことに同情はするが、無謀かつ軽率な行動であったことは間違いない。確かに、国家には国民の生命や財産を保護する責務はある。しかし「自己責任の原則」が前提でなければならない。危険地帯に自らの意志で赴くジャーナリストやNGO(非政府組織)の活動家にはそれなりの覚悟と信念が必要だったのだ。
42年前「世界初単独太平洋横断」を成功させて一躍英雄となった堀江謙一さんはパスポートを持っていなかった。サンフランシスコ市長のはからいがなければ英雄どころか単なる密入国者だったのだ。死をも覚悟の上だった堀江さんは仮に密入国者になっても米国や日本に文句を言わなかったはずだ。ましてや堀江さんの家族が国家に対して文句を言うことなど考えもしなかったに違いない。

また年金に目を向ければ、中川昭一経済産業相・石破茂防衛庁長官・私が大嫌いな麻生太郎総務相の3閣僚が国民年金の保険料を払っていないという。そして川崎のホームレスの半数以上は、行政がわざわざ用意する一時宿泊施設の利用を拒否している。勝手に人の店先や住居の近くで寝転んで迷惑をかけ続けているわけだが、もちろん彼らは税金も年金保険料も払っていない。イラク3人質、3閣僚、川崎のホームレスは同じ人種なのだ、国に迷惑はかけても、自分が日本という国にどんなことが出来るのかということを考えたことすらない。みっともないことこの上ない人種なのだ。私は税金も年金の保険料もきっちり払った上で、自分自身の老後の面倒を国に見てもらおうとは思っていない。糸山政経塾の塾生にも国への義務を果たした上で国に頼るなと言っている。
J.Fケネディ大統領就任演説にあった「あなたの国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたがあなたの国家のために何ができるかを問おう」
この精神で、自らを自己責任で守り、積極的に国へ貢献を考える国民が増えなければ日本がよくなるはずが無いのだ。


2004年4月27日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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