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2004.05.24
小泉内閣に友人としてあえて苦言! パート34
小泉北朝鮮外交は大失敗だ―年金はどうする?


日朝首脳会談の結果について私は失望している。日本の首相の外交能力がここまで低いものであったとは信じられないことだ。何を急いで行ったのか?全く理解できない。
はっきり言うが北朝鮮の拉致は国家テロだ。テロリストに25万トンの食糧支援と1000万ドルの医薬品支援と言う莫大な身代金を払って5人の人質を連れ帰ったわけだが、こんなに気前のいい国家は日本以外に存在しない。
小泉首相は後のことを全く考えていないのだろう、世界のテロリストからみれば海外にいる日本人は全員お金に見えるはずだ。
首相自ら日本は世界で一番脅しやすく金払いのいい国家だと宣伝しているのだ。
その昔、ダッカ事件で「人命は地球より重い」と超法規的措置をとった福田赳夫元首相の時代から日本の危機管理の技術は低すぎて話にならない。たしか小泉首相はその福田赳夫元首相の秘書だった、迷惑千万な師弟関係と言わざるをえない。
国民受けを狙った小泉首相のパフォーマンスのおかげで日本国民は安心して海外に行くことができなくなった、世界中のテロリストや山賊の類が身代金目当てで何をするかわからない状態ではビジネスどころではない。日本経済が重要なビジネスを海外に求めていることを自覚しろと言いたい。

また日朝平壌宣言そのものにも問題はある。拉致問題の言葉さえないこの宣言は日本の外交史上、屈辱的で不名誉な宣言だろう。
それを尊重、確認し合うなんて腰抜け外交以外の何者でもない。
それから今回、曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏と二人の娘さんの来日が見送られることは最初からわかっていたことなのだ。ジェンキンス氏が北朝鮮に脱走した罪で訴追され米国に引き渡されることを懸念しているというが、これは仕方がないことだろう。彼は非国民であり米国には許す理由がない、恩赦などの措置を米政府に要望することになるだろうが、イラクで米兵が800人以上死んでいる現状では極めて難しい作業になる。
ならば曽我さんだけでも訪朝に同行させ話をさせるべきだった。北朝鮮の思想教育にどっぷり浸かった二人の子供を小泉首相ごときが説得できるはずがない、母親である曽我ひとみさんの説得が不可欠だったのだ。

歴史の遺物といえる日朝の不正常な関係を改め、対立を協力関係に変えることは別に小泉首相が偉そうに言わなくても誰でもわかっている当たり前のことだ。
しかし北朝鮮を国際社会の健全な一員として迎えるためには乗り越えるべき課題が非常に多いというのが現実なのだ。
年金問題隠しの為に訪朝しても国益を損なう一方だ、日本に今必要なことは政治家が国民から信頼を得ることに他ならない。
すべてにおいて小泉首相では力不足である。


2004年5月24日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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