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2004.07.01
人のお金と自分のお金の区別ができない輩
近鉄買収に名乗りを上げたITベンチャーのライブドアが目障り極まりない。
典型的なベンチャー社長の堀江くんはTシャツにチノパンで記者会見をして悦に入っているような人間だ。オーナー会議で4分の3以上の承認を得られる可能性はゼロ、つまり現状では買収は不可能なのだ。また買収しても毎年30億円以上の赤字を出している球団経営を続けられるわけもない。それよりまず配当もしていないライブドアをちゃんとした会社にするほうが先だ。それに買う金はあると堀江くんは吠えているが勘違いしているようだ、君の金ではない株主の金なのだ。自分の金で投資をしたことのない人間の投資行動はとても雑だ。どうしても球団が欲しいなら堀江くん個人の資金で買いなさい。またライブドア株が急騰していると騒ぎ立てているが株式分割時の特殊事情を理解していない投資家も参加している。この先ライブドアの株主が泣くことを自己責任の一言で済ませてしまえば東京株式市場の質がまた低下することになるだろう。IPOと公募増資で引っぱった金が本業の成長に使われず、こんな無駄に使われる現状を私は投資家として許せない。
株主の負託に応えることのできない経営者は即刻市場から退出するように言っておく。
7月6日に発売された「経済界」に掲載された記事を見て驚いている。
「−欧州エアバス社の狙いは糸山英太郎−
エアバス社はジャンボ機を上回る新型超大型旅客機A380を引っさげ、宿敵ボーイング社の牙城・日本市場切り崩しの狼煙を上げた。しかし、わが国の航空業界では糸山英太郎氏の影響力を無視できない。その力は隠然たるものがあり、同社の首脳人事やJALと旧JASの合併劇においてもキーパーソンとして影響力を少なからず行使していると聞く。仮にJALがエアバス機の大量導入を決意したらどうなるか。まず大株主の糸山氏が強硬に反対するのは間違いない。それは糸山氏と関係の深い三菱重工にとっても利益にならないからだ。」昔のロッキードじゃあるまいしこんなことに関わるほど暇人ではない。私はJALの経営をチェックしJALの株主価値を高めることに全力を尽くしている。当然のことだがこんなことよりも桁違いの利益を得ることができるからだ。
私にとって投資は自己資金でおこなう真剣勝負だ。ボーイング社やエアバス社のセールスになど全く興味はない。
人の金と自分の金で行なう投資はリスクのとり方とリターンの求め方が全く違う。区別が出来ない者を投資家とは呼ばない。
2004年7月1日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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