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2004.07.09
プロ野球再編
巨人渡辺・西武堤オーナー 志の低さ


ライブドアの堀江君がマスコミにフクロ叩きにされている。
私は日頃、あらゆる場面で若者の味方をしているのだが、堀江君のような不真面目経営者の味方につくことは出来ない。
上場時に100億引っぱって、つい最近4月には公募で300億円引っぱっている。やるべき商売のアイディアもないのに曖昧な成長イメージだけで投資家から掠め取ったのだ。
まさに「濡れ手に粟」彼が自慢している512億円とはそういう金だ。
若手ベンチャー経営者は資金の使い方が全く解っていない。
「投資」ではなく単なる「お買い物」に励むだけなのだ、利回りとは無縁の嗜好品やガラクタを買って悦に入っている。株主は怒り心頭なんじゃないかと思うのだが新興市場銘柄に投資している人間はその点非常に寛容らしい。最後には泣くくせに無頓着な投資を続けているのだ。
こんな異常がずっと続くと堀江君が本気で考えているのなら、それは間違いだ忠告しておく。

だからといって、オーナー会議で主導権を握った巨人・渡辺恒雄(78)、西武・堤義明(70)両オーナーの味方をするつもりも全く無い。
2人は会議直前にガッチリといやらしい握手を交わして会議場に向い、会議後開いた会見では「各球団がエゴを越えて、魅力あるプロ野球を作っていかなければならない」とのたまった。誰よりもエゴ丸出しの人間に言われたくないセリフだ。どう見ても問題は一つしかない、巨人に富が一極集中する日本球界の構造を変えるしかないのだ。巨人というグロテスクなチームが勝って喜ぶファンばかりではない。真のファンはもっとエキサイティングな野球が見たいと思っている。
米国大リーグは「富の再配分」で維持されている。機構が放送権料や一部のグッズ販売などの利益を一括管理して各球団に配分したり、球団の総年俸に枠を設けるなどして、球団間の格差を少なくして戦力の均衡化に努めている。
プロスポーツは、それを愛し、楽しむファンによって支えられていることを忘れてはならない。ファン最優先で活性化させようとするシステムは、日本球界を救う唯一の方法なのだ。
70年の歴史を持つプロ野球そのものの危機だという認識が2人のオーナーにはあるのだろうか?2人はラッパの堀江君を笑うことはできない。

最後にマスメディアの罪について言っておく。民放から果てはNHKまで巨人戦一色ではバランスが悪いなんてものじゃない。プロ野球再編と同時にマスメディアにも猛省を促す。


2004年7月9日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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