トップへ戻る
ITOYAMA EITARO OFFICIAL HOMEPAGE

Itoyama Days
Private Column
Movies
Information
from Secretaries
Organization
Profile
Mail to
サイト内検索


Itoyama Days
      2004 2005 2006 2007 2008
Itoyama Days
2004.07.20
ジェンキンス氏の処遇
日本人の悪しき情緒的判断


日本での生活を始めた拉致被害者曽我ひとみさんの夫ジェンキンス氏は入院先の東京都内の病院で本格的な検査を受けている。曽我さんと長女美花さん二女ブリンダさんも病院内の隣室で付き添っているという。ジェンキンス氏は北朝鮮で手術を受けた病気のほかに、内臓疾患も疑われていることから、さらに各種の検査が行なわれる模様だ。日本人の多くがこの状態を歓迎しているようだが、私には全く理解できない。

あえて日本人の情緒的な判断に苦言を呈する、最近のジェンキンス氏に対する日本政府の姿勢とマスコミの偏向ぶりには目を覆う。国の法律やメンツも関係ない、まず家族の愛情と日本での治療でジェンキンス氏の健康が回復することを祈りたい、国家間の込み入った話は後回しでもいいといった論調だ。誰も言わないので、この私が言うがジェンキンス氏は日本の同盟国アメリカの脱走兵リストに名前が載っている犯罪者なのだ。裁くべきものは裁かねばならない。もちろん私だって過酷な人生を強いられた曽我さんには同情するが、犯罪者に特別な待遇や法の免除をしていいはずがないのだ。また税金を投入してホテルのスイートルームや病院の治療費用を賄うとは如何なる理由があってなのか。NGOなどがお人よしの日本人からカンパしてもらって費用を賄うのならまだ許せると思うのは私だけだろうか?チャーター機においては我がJALとANAがともに一円で入札、くじ引きでJAL便が運行した。広告代としては安いという思惑だろうが、不謹慎極まりない。新町社長にはしっかりとした説明をしてもらうつもりだ。

一時の情緒的判断でルールを曲げてばかりいては国家など成り立たない。特に軍事的統率をこのようなことで崩していたら安全保障上の重大問題になるだろう。確かに人間は人を赦すことや助けることに快感をもっているわけだが、本質を見誤ってはいけないのだ。

日本人よルールはルールだ、正しき判断を下せ。


2004年7月20日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


(C) all rights reserved by the itoyama organization