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2004.08.06
エイベックス騒動を叱る
小娘(浜崎あゆみ)に翻弄される上場企業
経営陣の対立で大混乱に陥った東証一部上場「エイベックス」を見ていると東証一部上場銘柄も落ちたものだと情けなくなる。
同社の混乱は、会長兼社長の依田氏が常務の千葉氏の利益相反取引を問題視し、辞任勧告したのが発端だ。簡単に言えば会社の金を横領していた人間の首を切ったと言うことだろう。それなのに「コンテンツの重要性が解っていない」「クリエイターの個性が失われる」などと本質から外れた彼の反論は、盗人猛々しいとしか言いようが無い。さらにこの千葉氏の盟友で、同社の所属アーティストに強い影響力を持つ松浦専務が反発したわけだが、この若造もすこぶる評判が悪い。警察関係者から彼の悪い話が、私のところにたくさん入ってくるのだ。警察から大いに興味を持たれている人間が経営している会社なんて気持ち悪くてしょうがないだろう。逮捕、株価暴落なんてことのないようにしてもらいたい。
挙句は小娘浜崎あゆみが「松浦専務の辞任が受理されるのであれば、それは同時にエイベックスの終焉を認めることになる。彼の存在とともに浜崎あゆみの行方も決めたい」と移籍を宣言し揺さぶるに至ってはもう会社とは言えない。浜崎あゆみはコンテンツの一つであってエイベックス株式会社では無いのだ。エイベックスが浜崎あゆみを作ったのであり、浜崎あゆみがエイベックスを作ったのでは無いことぐらい誰でも知っている。投資家は松浦・千葉両経営者のマネージメント能力に期待して投資しているのである、これでは会社ごっこだ。エイベックスは浜崎あゆみが稼ぐのではない、エイベックス経営陣が稼ぐのだ。
そういう意味では依田氏も経営者失格だろう。若造を御しきれず混乱を招いたことの責任は重大だ。
Jポップ業界の「巨艦」を一代で築き上げた彼らだが、上場していながら市場の論理が全く解っていなかった。アーティストと一緒になって内輪のケンカをする経営者など株主は認めないし、市場も大いに迷惑なのだ。同社の株価は乱高下し、投資家の信用を著しく損なった。そして市場全体の質を低下させたのだ。
エイベックスは9月28日に臨時株主総会を開き新体制に移行する。
しかし若造の会社ごっこから決別し、社会の公器たる自覚を持たなければ、いずれ市場から弾き出されるであろうことを忠告しておく。
新体制でスキャンダルのない会社を望む。
2004年8月6日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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