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2004.09.29
第二次小泉改造内閣
閣僚は超小粒で調整能力ゼロ
小泉第二次改造内閣が27日夜、皇居での認証式を経て発足した。小泉純一郎首相が「改革の本丸」と位置づける郵政民営化の担当相は、竹中平蔵経済財政相が兼務する。小泉首相は首相官邸で記者会見し、今回の改造内閣を「郵政民営化実現内閣」とことさら強調しているが果たして来年の通常国会で民営化法案の提出・成立は可能だろうか?まー小泉首相に郵政解散の覚悟があれば通るというところだろう。
言っておくが私は郵政民営化に賛成だ。滞留している郵政資金350兆円をデフレ脱却のために投資や消費に向かわせ経済を活性化させる必要があるだろう。また郵政事業職員数27万人はあまりにも多すぎる、27万人の社員を使って採算のとれるビジネスなどそうは無い、リストラ推進が必須なのだ。問題は自民党内にある強硬な反対論を押さえ込んでの民営化法案づくりにあるのだが竹中平蔵ごときにその役が務まるのか聞いてみたい。骨抜きの民営化法案となれば株式市場はそれを嫌気し急落しかねないのだ。
民営化の為に派閥の意向を無視する「小泉流」などと格好のいいことを言っているが戦略など無い単に森派を優遇しただけの話なのだ。
閣僚には私の友人がたくさんいるので「就任おめでとう」と言ってやりたいところだが、法案を上げるにはあまりにも力不足の陣容だ。反小泉派に根回しできる人間がまったくいない。
小泉首相を病的に強気にさせていた内閣支持率も最近は急降下している。まわりをお友達と茶坊主で固めたこの改造内閣に期待できるものは何も無いのだ。
そして更に力不足が色濃く表れたのは、閣僚よりも、党三役人事だろう。
幹事長に山崎派の武部勤衆院議運委員長、政調会長に無派閥の与謝野馨元通産相を充てたのは、党を引っ張る政治力や政策立案能力というものを最初から捨てている。単に郵政民営化に反対でないというだけの人間だ。それでいて党の意志決定の際に取りまとめ役を果たす総務会長には、旧橋本派から青木幹雄参院議員会長に近い久間章生幹事長代理を登用するといったセコイことをする。仮公邸に1人こもって熟慮を重ねた首相の人事が、この程度では郵政民営化の実現に向けた道のりは極めて厳しい。第二次小泉改造内閣は小泉流の「サプライズ人事」が無かったと言われているが、私はこの超小粒で調整能力ゼロ閣僚人事に大いにサプライズしている。
また拉致被害者支援担当の中山内閣官房参与が辞意を固めたが、とにかく小泉内閣からは次々と人が去っていく。私はこの小泉第二次改造内閣が短命で短気な内閣でないことを祈りたい。
2004年9月29日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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