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2004.11.09
ベンチャー企業
若手経営者の放蕩に物申す
赤字プロ野球球団を買う三木谷氏・孫氏のニュースに目を奪われていたがその子分達にも大いに問題がある。最近、ベンチャー企業の若手経営者の放蕩振りが各方面から具体的に入ってくることを私は心配している。実名は伏せてあげよう。わけありベンチャー企業経営者A君・B君・C君・D君はおそろいで超高級車マイバッハを乗り回し、連日六本木ヒルズで遊興三昧だという。ちなみにダイムラークライスラーのステイタスモデルであるマイバッハは約4500万円だ。C君の会社は無配だしあとの三人の会社もわずかな配当しか出していない、こんな無駄遣いができるのなら1銭でも多く配当するのが経営者の務めだ。投資家は自分が投じた資金は、新しいビジネスへ投入されて最大のリターンを得るために経営者が奮闘していると考えている。まさかマイバッハに化けているなど夢にも思わないだろう。
私が株主であったなら承知しない、若造にそんなものは似合わないと即取上げる。ダイエーの中内さん、西武の堤さん、武富士の武井さんなど1兆円の売上や1000億円の利益を上げた経営者でさえそんな派手な車には乗っていなかった。それでも悲惨な晩年となってしまったのだ、君らはどうなってしまうのだろう。
株式を上場させた以上会社は株主のものであり、経営者は株主価値の増大に邁進すること意外にすることなど無いはずなのだ。
米国のベンチャー企業はこんなに甘やかされていない。
友人である米国人ベンチャーキャピタリストは投資基準について次のように述べている。
「経営者が優秀である」「市場が大きい」「独自の技術を持っている」「顧客にとって価値が大きい製品やサービスを生む」「強いビジネス・モデルである」「収益性が高い」等々極めて当たり前のことを厳しく守っているというのだ。まだビジネスで成功していない経営者が株主資本でマイバッハを買うなどありえない話だ。
ベンチャー経営者諸君にとっても今は厳しい状況だろう。
しかしその厳しい状況こそが劇的な変化とチャンスを生むのだ。歴史を振り返っても、景気後退期に多くの優秀な企業が誕生したことを忘れてはならない。ベンチャー経営者諸君はこれから仕事を始めるのだ。金が集まったところで止めてしまうのは株主に対する裏切り行為に他ならない。マイバッハなどすぐに売り払いなさい、そして私の新著「ケンカ哲学」を送ってあげるから熟読しなさい、本当のビジネスでのケンカに勝つことが先だ。それでも有頂天で放蕩を続けるのなら、私はもういままでのように君らを助けることはしないつもりだ。はっきり言っておく。
2004年11月9日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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