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2005.01.21
小泉内閣に友人としてあえて苦言!パート38
施政方針演説を聞いて

小泉純一郎首相は衆参両院本会議で施政方針演説を行った。
郵政民営化について「改革の本丸であり、昨年9月に決定した基本方針に基づいて法案を今国会に提出し、成立を期す」と実現への決意を表明した。
「4分社化」「職員は民間人」と明言して、首相として「譲れぬ一線」を叫んでいたが、道路の時のように妥協に妥協を重ねれば、単に言葉で遊んでいるのと同じだろう。

「改革の断行は、まさに私の『本懐』だ」と小泉首相は言ったがこれには笑った。毎回都議会レベルの小さい話しかしていないくせに、あの浜口雄幸首相の言葉を借りてくるとはおこがましい。
当時の政治状況は今とは比べ物にならないくらいシビアだったことを知らないのか?
第一次大戦後の通貨の膨張、物価の高騰、そして輸入超過、という状態を打破するために浜口雄幸首相は緊縮財政そして軍縮をすすめた。敵は軍部・野党・右翼だったわけだ。
東京駅で右翼に狙撃されて重症を負いながら「男子の本懐だ」と言った浜口雄幸首相のような覚悟が現代の政治家にあるはずがないだろう。
小泉首相の反対勢力と何でも足して二で割る茶番とは次元が違うのだ
今後、演説ではこのような畏れ多いセリフは控えるよう言っておく。

昨晩はブッシュ米大統領の二期目の就任式が行われていた。
大統領は就任演説で世界各国に自由を拡大する意義を強調し「世界の専制政治の終えんが究極の目標だ」と表明した。名指しこそ避けたが北朝鮮の金正日政権などに対しての強いメッセージだ。
賛否はあるかもしれない、しかし「国民の生命と財産を守る為にやることはこれだ!」と明快なのだ。
それに比べて小泉首相の方向性の定まらない稚拙な経済政策は逆に国民の財産を奪っている。日本の首相の怠けぶりは非常に恥ずかしい。
「日本経済は公共投資など政府の財政出動に頼ることなく、企業収益の改善、設備投資や個人消費の増加など民間主導で回復してきた」とのたまったが政府は何もしてないと認めるようなものだ。企業・個人は血のにじむ努力で底から這い上がってきているのだ。
国をボロボロにして常任理事国にしてくださいと頼むことが首相の仕事ではない。命をかけて日本を豊かな国にすることが首相の本懐というものであろう。



2005年1月21日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎


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