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2005.02.24
堀江くんのことはもういい
M&A時代を迎えて日本企業経営者が学ぶべきこと
先日、このHPにライブドア堀江くんに関するコラムをアップしたら一日に4万ヒットを記録しマスコミからの取材依頼が殺到してしまった。マスコミが騒ぐこと自体に苦言を呈していたのでほとんど断ったが、取材もせずに書くところが出始めたので私の指定した取材スタイルを受け入れたところだけに少しだけ話をした。そしてこれ以上は忙しく時間が無いのでここに書くことにした。
私が予言したとおり堀江くんは大けがに向かって一直線だ。彼は取材の形を決めもせずカメラに向かってしゃべりまくるものだからマスコミにいい様に編集されている。最初からむちゃくちゃなことをしゃべっている上に編集でバイアスがかかるのだからもうホリエモンではなくバカエモンにしか見えない。
このケンカ下手は、どうやらまだ私の著書「ケンカ哲学」を読んでいないようだ。
昨日ニッポン放送がフジテレビに新株予約権を与えると決めた。フジサンケイグループとは懇意の私だが、このやりかたは乱暴だと言っておきたい。フジテレビとしては窮余の策だ。とりあえず堀江くんの動きは止まり、長期化するほど堀江くんは消耗していく。
しかしこれは昔の変態増資顔負けの違法性を含んでいる、私が株主の企業には絶対許さない。堀江くんが先にTOB規制逃れをしているのでなんとかやれる代物なのだ。
このような問題を法廷に持ち込んだ場合得をする者はいない。最低5年はかかるであろう裁判に経済合理性は存在しないからだ。今日フジテレビ・ライブドア両社の株価がそろって下げているのがなによりの証拠だろう。
これこそ私が常々言っている着地点の無いケンカの典型なのだ。
政界・財界の各方面から何とかしてほしいとの依頼が舞い込む。直接堀江くんを呼んで注意・指導をしてほしいなんて者まで現れる始末だ。心情的には集中砲火をあびている33歳の青年を助けてやりたいとも思うが、私とフジサンケイグループとの長い付き合いからすれば無理な話だ。
今回のことで何か得ることがあるとするならば、これからやって来る本当のM&A時代に日本企業経営者が備えるきっかけが出来たと言う事だ。
上場している以上、株式を誰に買われても文句は言えない。
それが嫌なら全株をTOBで買い集め非公開企業にするか、大きな利益を上げて株式時価総額を増大させ買収などできない超優良企業にするしか無いのだ。
当然株主は後者を期待している。
日本企業の経営者達よ株主を裏切るな!
2005年2月24日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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