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2005.04.07
日中・日韓の緊張は外務省の怠慢だ 私がなぜ今中国に行くのか?
日中関係を無用な緊張状態にしている小泉首相の靖国参拝問題だが、全く馬鹿げている。隣国であるにもかかわらず首脳交流ができないという異常事態をいつまで続けるつもりなのだ。
「慰霊に不戦を誓う」などとかっこいいことを言いながら自ら戦闘モードにはいっている小泉首相に外交センスは無い。
過去の経緯に無神経な小泉首相は、外交オンチを通り越して日中両国益を大きく毀損する罪人となるだろう。
外務省はそんな罪深い首相に妥協可能な案を立案し、政府の了解をとり、相手国と粘り強く交渉し、同時に日本国民を啓蒙していかなければならない。
交渉のプロ集団である外務省はそれをやり遂げて国益を守ること以外に仕事など無いのだ。税金を無駄に使うことは誰の了解も無しに積極的にやるくせに肝心な仕事は何もやらないでは話にならない。
日韓関係も島根県議会が「竹島の日」を制定したことで、かなり緊張している。
外務省は、島根県が面倒なことをしてくれたとブツブツ言っているだけでまた仕事をしない。地元にしてみれば、漁民の安全は守らねばならない。韓国よりもむしろ何もしようとしない外務省に対しての不満が大きいはずなのだ。
領土問題について言えば、竹島や尖閣列島を日本固有の領土と主張することが必要かどうかといえば必要に決まっている。私自身歴史的な根拠も十分にあると考えている。
しかし相手方の主張に耳を傾けずに解決など有り得ない。最終的に、領土問題は妥協しかないのだから、日本の国益が最大になり相手国も乗ってくるような共同統治等を立案するのが外務省の仕事なのだ。ずるずる揉め事を引きずるより、漁業や海底資源の共同開発を進めたほうが遥かに国益に叶うだろう。
私は政治に愛想を尽かし政治家を辞めた人間だが、これ以上外交不在による国益毀損を看過できない。かつて外務委員長を務めていたころの外交チャンネルをアグレッシブな民間外交に使う。
外務省の怠慢による国益の毀損を取り返すために私は中国に飛ぶ、上海と北京へ経済・学術交流ミッションを敢行するのだ。
上海では上海交通大学、北京では清華大学において講演を行う。上海交通大学は江沢民前国家主席をはじめ多くの著名人を輩出している名門校であり、清華大学は中国大学総合ランキングトップ校だ。マイクロソフトのビルゲイツ会長や米国ブッシュ大統領も講演をした同じ場所で、お互いの国益を最優先に考える必要性を私は訴えていく。彼らは理解してくれるはずだ。
外務省職員は小泉首相に外交を委ねるなどという怠慢を改めよ、緊張関係を解きほぐし国益の追求に邁進するのだ。
そして北京ではぜひ阿南大使からこの問題について報告を受けたい。
2005年4月7日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎
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