エスカレートする一方の若・貴兄弟騒動が最悪の泥仕合に突入している。
こんな馬鹿馬鹿しいケンカなど見たくも無いが、マスコミは遺骨・喪主・年寄名跡証書・財産など事細かに取り合う姿を垂れ流している。
挙句、兄は沈黙、弟はマスコミに煽られてしゃべり放題とは、亡き二子山親方も草葉の陰で悲しんでいることだろう。
立ち合いは変化なし、軽量だったが大きな相手にも常に真正面から勝負を挑んだ父の現役時代を知っている兄弟が何と言うことか。
同じ職業に就いた男兄弟の関係は非常に難しい、私自身が異母兄弟との調整に苦労してきたのである程度は理解できる。しかし国益ならぬ家益を考えて行動すればここまでの泥仕合には、そうはならない。
また、こんな時に大きな力を発揮するのが嫁の存在だろう。実際我がファミリーにおいても嫁は随所で力を発揮してくれたことを思い出す。
当事者である若・貴は全くものが見えていないのだから、嫁が落ち着いて全体を鳥瞰し適切な立ち回りをする必要がある。
失礼ながら美恵子夫人・景子夫人は二人ともなっていない。
長男の嫁である美恵子さんは傍観しすぎることで周りを増長させているし、次男の嫁である景子さんは自らの才気に自惚れて口を出しすぎている。
おまけに場外では元嫁憲子さんが勝気丸出しでは嫁力はゼロというかマイナスだ、花田ファミリーの家益はその家族によって毀損されていることに気付かない愚かさにあきれてしまう。
嫁選びにも、その家の浮沈がかかっていることを見せつけてしまったわけだ。
亡くなった親方には酷かもしれないが、生前二子山親方が相続問題について道をつけておけばここまでのトラブルにはなっていない。
私達経営者はこのような問題については極めて周到な準備を行っている。
二子山親方も糸山政経塾で勉強していればこんなことにはならなかっただろう。
私自身、佐々木真太郎ファミリー8家族に200億円を超えるキャッシュを用意した上で名実ともに佐々木真太郎後継の座を掴んでいる、自らの力で用意した金で仕切る器量も必要なのだ。
しかし、200億超で誠意を尽くしても、後年父の十三回忌で墓前に手を合わせたのは私だけだったというショックを味わっている。
お金の問題はクリアしても人の気持ちは別次元の話と言うことだ。
私に万が一のことがあったとき、糸山ファミリーはそうはならないと思っているわけだが、人の心は移ろい易く少し心配だ。
そういう意味で若・貴兄弟には問題をクリアし、いずれ揃って墓前で手を合わせてほしいと願っている。
2005年6月14日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎