小泉首相が政治生命を懸けた郵政民営化関連6法案は参院本会議で否決された。
記名投票の結果は賛成108票、反対125票、自民党議員の大量造反による17票という大差だった。
これを受け小泉首相は非難轟々のなか衆院解散・総選挙という決断を下したわけだが、これ自体は私に言わせれば当たり前のことだ。
「首相は変人以上だ」衆院解散について自民党議員は賛成派も反対派も口々に言っていたが、おかしな話だ。今から4年前、2001年4月にその変人を首相にしたのは自民党議員に他ならない。
ただ絶叫するだけの経済オンチの男を首相にして、内閣発足時支持率81.3%という冗談みたいな数字に満足していた自民党議員の自業自得なのだ。
ノーテンキに小泉首相と一緒に撮ったポスターを貼っていた議員達が採決に向けて「恫喝だ!圧力だ!」と抵抗する状況は異常と言うしかない。
小泉首相は最初から郵政民営化だけはアホみたいに繰り返し叫んでいたではないか。それを否定されるなら小泉首相でなくても解散に踏み切るのが当然だろう。
私は有効な景気対策が打てなかった小泉首相の、味方などする気は全く無い。
そんな人物を首相に担いで、4年以上経った挙句こんなザマの自民党に憤りを感じているのだ。
今後の政治についても大きな期待はできない。
「郵政民営化解散」なんてつまらん名前をつけて公認なしの分裂選挙をやるだの新党結成だのといきがっている。
しかし自民党議員の多くは野党に転落しかねないという恐怖に怯えている。
当然だ政治家は与党でなければ何一つできない事実を無視できない。
日本経済は経済人の努力で着実に回復している。これから発表される上向きの経済指標を政治家が帳消しのする事のないように言っておく。
世界の投資家は政治の不安定による政策執行の遅れに極めて敏感なのだ。
9・11衆院選では反対票を投じた37人を公認しないと言う、欠席棄権の14人も明確な賛成者でなければ同様だそうだ。参院の造反者30人を合わせたら、なんと81人もの議員を敵にすることになる。
多くの自民党支持者が送り出した81議員を小泉首相はどう考えているのか?
立党50年の年に小泉首相は本当に自民党を壊してくれたわけだ。
日本まで壊されるわけにはいかない。日本経済復活のために9・11衆院選をもって小泉首相は退陣せよ。
2005年8月9日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎