荒れる衆院選に関する問合せで私の電話は鳴りっぱなしだ。
そんな中、自民党執行部首脳から一本の電話がはいった。
「埼玉11区(秩父・本庄・深谷)の候補は郵政民営化反対者です。議席獲得のために是非糸山先生に自民党公認でご出馬いただきたい。もちろん自民党執行部としての選挙協力は全力を尽くします。」
私は突然の申し出に唖然としてしまった。
また自民党執行部首脳は埼玉11区選出の小泉龍司君について「当選2回の小僧になめられて黙ってはいられません絶対に潰してやります。」と息巻いた。
自民党執行部の対立候補擁立が本格化していることは承知している、しかも絶対に勝てる対立候補者でなければ票が割れて民主党に漁夫の利を与えることになってしまう、大変難しい作業であろう。
更に、そこから堰を切ったように埼玉1区・5区・6区・15区の友人や行政の首長から出馬要請が押し寄せたのだ。
彼らが、県内至る所で数万票の集票能力を持つ糸山英太郎及び糸山英太郎後援会に頼る気持ちは理解できる。
私は郵政民営化賛成論者だが小泉首相の経済政策については全く認めていない。
確かに出れば勝てるし閣僚ポストも用意されるおいしい話かもしれない、しかし選挙とは選挙民に請われて出るものであって党執行部などに請われて出るものではないのだ。
その昔、政治家の志の低さに嫌気がさして自ら議員を辞め、ビジネスに専念し多忙を極めている私にいわせれば「馬鹿なことを言うな、いい加減にしてくれ。」ということだ。
切羽つまった自民党執行部首脳・友人・首長を落ち着かせた上で、それぞれ丁重にお断りした。その後も官邸での会談のアポを取りにくる者などの動きがあるがこの場を借りてすべてお断りしたい。
これほどの政局混迷にもかかわらず日経平均が12000円を抜けてきている。
個人消費・輸出・輸入・雇用・生産・設備投資など私がウォッチしている様々な分野でも状況が好転している、今は企業経営にとって絶好のチャンスなのだ。
私をビジネスに専念させてくれ。
周りの人たちが非常に心配してくれているので、これ以上この件に関わるつもりは無い。
選挙中は日本を離れ海外からこの顛末を見守りたい。
2005年8月10日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎