JALジャンボ機墜落事故から20年の月日が経った。
安全運航の誓いを新に、犠牲者のご冥福を祈る。
そして節目の本日より、JALエグゼクティブアドバイザーとしてJAL復活を妨げる諸問題を厳しく排除していく。
私は10年ぶりに他の航空会社を利用した。
本日搭乗した大韓航空は、私が抱いていた悪いイメージを完全に払拭させるものだった。特にキャビンアテンダントの仕事振りは昔のJALを彷彿させる居心地のよいものだった。
最近JALに搭乗した人間からのクレームが私のところに非常に多く届くようになった。
世界一を誇ったJALのサービス低下を嘆き、直接JALにクレームするも改善が見られないので私のところに訴えてくるケースがほとんどだ。
その内容はシートに関するもの・エンターテインメントに関するもの・食事に関するもの・キャビンアテンダントに関するもの等、多岐にわたる。
今回特に切実だったのが食事に関するクレームだ。
以前に比べて不味いというのだ。様々なエアラインを利用する人はJALの機内食だけは相当期待をするそうなのだが最近は見事に裏切ってくれるという。
数え切れないくらいJALのファーストクラスを利用している私も、最近は口に合わず全く手をつけていない、ホカ弁の方がマシだと真剣に思う。
それでいてファーストクラスのワインは私がビックリするような銘柄が並んでいる。これはお客様の感覚からはかなりズレていると言えよう、一部のためのワインではなく多くの人が期待している食事にお金をかけるべきなのだ。
お客様の率直な意見を真摯に受け止め、JAL搭乗時の満足度を上げることから始めなければならない。
当然、そんなJALの企業価値を株式市場は低く見ている。
私は新町CEOに定期的な経営上の指示を行っているがその達成度は大いに不満だ。敵対的買収にさらされない為にも時価総額1兆円は早期に達成が必要なのだ。
現状JALの時価総額は6000億円にも満たない、それどころかANAに時価総額を瞬間逆転されるていたらくだ、株価も恒常的に50円負けている。
2002年10月の旧JAL、旧JAS統合以来、ANAが時価総額でJALを上回ったことなどなかった。かつて時価総額の差は最大2000億円もあったにもかかわらず何ということだ。
テロ・サーズ・燃料高騰など諸条件は変わらないのに2005年4―6月期の連結営業損益はANAが117億円の黒字を確保した一方、JALは320億円の赤字となった。市場はJALの利益成長率に疑問を持ち続けているのだ。
日経平均が12,000円を大きく超えている中でJALの株価が出遅れているということは経営者の能力に問題があると毎日宣伝しているようなものだ。
これからは旅客機のヘビーユーザーである私が自ら他航空会社のサービスをリサーチし、新町CEOへ厳しくアドバイスしていく。
無給のエグゼクティブアドバイザーがこれだけ働いているのだ、報酬を得ていながら何もせず未だ居座る非常勤取締役を放置するわけにはいかない。
毎年、JAL株主総会でも問題になっている河野俊二 非常勤取締役と諸井虔 非常勤取締役には即辞めるように言い渡しておく。
安全運航を完璧なものとし、JALの時価総額を1兆円にする力のあるものだけを経営者と認める。
2005年8月12日 韓国にて JALエグゼクティブアドバイザー 糸山 英太郎