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2005.10.18
日本の親にメディアリテラシーは無いのか
吉本興業はなぜレイザーラモンHGを売り出すのか


日本人のレベルの低さを、低俗TV番組がこれでもかと証明してくれている。
レイザーラモンHGが奇声をあげて腰を振る様子を「おもしろい」と子供達が喜んでいる。グッズもよく売れていて、レザーベストやレザーパンツを親が子に買い与えている。
全く、あきれてものが言えない日本国凋落の始まりだ。

メディアリテラシーという言葉を知っているだろうか?
メディアが発信する情報を批判的に読み、真偽を見抜き、活用する能力のことだ。
新聞、 テレビ、ラジオ、映画、 音楽、最近ではインターネットも含まれるメディアの力は計り知れない。情報が何を目的にしているかを読み取ることができれば、それに踊らされることは無くなるということだ。
欧米では1980年代学校教育にメディアリテラシーを取り入れてから視聴者・読者の目が肥えて発信情報の質がどんどん上がっていったという。
欧米の低俗TV番組などは一部のアホマニアがCATV会社に金を払って見ているものであって、一般放送する余地などないのだ。
日本ではやっと一部の学校でメディア教育を取り入れ始めているところだが、子供に教育を施してもその親にメディアリテラシーが無いので始末が悪い。
ゲイを正確に理解する能力がない子供たちとレイザーラモンHGを見て、一緒に手を叩いて笑っている。
昔の親は、子の目に触れることが良くないと判断した映像がTVで流れれば躊躇せずTVのスイッチを切ったものだ。
キスシーンですら許さなかった当時の日本人の倫理観は、高度なメディアリテラシーがあったと言えるだろう。

日本の親たちよ、レイザーラモンHGがでてきたらTVを消せ。
それ以外の低俗番組についても子供の顔色など伺う必要など一切無い、おもむろにリモコンのスイッチをOFFにすれば良い。
くだらない番組など見る者がいなければ、翌月には番組改編になるのだ。
青少年の教育を壊してTV局の金儲けに協力する行為は国賊以下だ。

本当に子を思うなら、小さいころからメディアリテラシーの習得に励ませるべきだ。
もともと情報とはバイアスのかかったもののほうが多い、批判的な考えを一切持たずに鵜呑みを繰り返すことは非常に危険なことなのだ。
上場ベンチャー経営者が副業でエロサイトの運営や風俗店の経営をアッケラカンと行っているが、子供の頃から低俗な情報を鵜呑みにしつづけた結果だろう。
若者がカルト教団に簡単に騙されてしまう理由もここにある。
恥知らずな思慮浅い行動を平気でする日本人をこれ以上増やしてはいけないのだ。

そして、出し手のメディアリテラシーの低下についても苦言を呈する。
吉本興業の先代林社長が生きていたら、レイザーラモンHGをコメディとして認めないだろう。
低俗番組でないと視聴率がとれない、スポンサーから資金調達できないというTV局も必要ない。
メディアはもっと高い理想を追い求める存在でなければならないのだ。


2005年10月18日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎



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