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2006.02.23
ライブドア上場廃止へ
刑務所から出てくる必要なし

一人残らずライブドア経営陣は黒い錬金術に手を染めていたということだ。
前代表取締役の熊谷史人容疑者の逮捕に発展したライブドアによる証券取引法違反事件は底なしの泥沼と化している。

熊谷は違法な経理操作を実行する一方、株価つり上げのための大幅な株式分割を発案。グループに約90億円もの売却益を還流させるインチキをやっていた。再逮捕された前社長堀江からバトンタッチを受けた先月24日の就任会見では、懸命に「新生ライブドア」をアピールしたが、たった29日後に転落した。

企業買収の虚偽公表と、株式分割を組み合わせて株価を高騰させるライブドア流の錬金術なのだが極めつけは熊谷のアイディアとされる株式100分割だ。
熊谷本人が、それまで21分割が最大だった常識を破り「100分割」を強行したとき「すごいことやっている。1株20万円の株が2000円になれば子供でも投資できる」と自身のブロクで悦に入っていたそうだ。
基本的に株式分割は株価に中立だ、それをあたかも成長株の証のように演出した詐欺師軍団は刑務所から出てくる必要はない。
10年20年と言わず、ずっと入っていろと言いたい。

何年も前からこのようなベンチャー経営者に苦言を呈してきた私にとっては、この摘発も遅いと思ったものだが、検察の地道な内偵には敬意を表したい。
検察といえば最近非常識なヤメ検弁護士の話を聞いた。
検事上がりの弁護士を「ヤメ検」という、弁護士の世界では尊称とは違った意味で使われている。そしていま世間を騒がすJALの顧問弁護士がまさにヤメ検・則定弁護士と矢田弁護士なのだ。
私はJAL筆頭株主・最高顧問として現経営陣へ厳しく経営指導をしているわけだが、ヤメ検弁護士はなんとそれを経営陣に対する脅しだと言うのだ。しかも、その話を東京地検に持ち込んだということを複数の記者から聞かされた。
馬鹿馬鹿しいにも程がある、私が検事に持っていた「中立、厳正」のイメージを大いに崩してくれたわけだ。
特に東京高検検事長を女性スキャンダルで辞めた則定弁護士にそんなことを言われる筋合いはない。JALはヤメ検弁護士を複数雇わねばならないような問題を抱えているのか。

正々堂々と剛直に生きている私に何か言いたい者は、十分勉強のうえ発言してほしいものだ。


2006年2月23日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎



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