福井日銀総裁が富士通総研在職中の1999年秋に、MACアセットマネジメント(村上ファンド)に1000万円出資していた。
姑息にも「村上ファンド危し」と、察知し数ヶ月前に解約を申し入れたようだが、責任を免れることはできない。
米国でいえば、既に退任したグリーンスパンFRB議長が悪名高き買収ファンド、スティール・パートナーズに出資していたようなものだろう。
経済・金融の中枢機関である中央銀行トップには、高い水準の中立性、公平性が求められるのだ。
福井氏は2003年3月に日銀総裁に就任しているわけだが、少なくともその時点で村上ファンドは解約すべきだった。
村上くんは2000年には昭栄株のTOBで派手に立ち回っていたし、2001年には東京スタイル株の強引な買占めで暴れまわっていたのでその危険性は十分認識できたはずだ。
もし出資を続けることの危険性を全く感じなかったのであれば、元々日銀総裁不適格者だったと言うしかない。
更に言えば、村上ファンドどころかすべての有価証券を売却するべきであった。
日銀には金融情勢に関する公式、非公式の情報が集中している、また日銀当局の動きや発言自体が市場全体を大きく動かすという事実が存在するかぎり如何なる運用も疑惑の対象となるからだ。
当たり前だが、日銀の内規は、職務上知りえた秘密を利用した資金運用を禁じている。また職務との関係が直接なくても、世間から疑念を抱かれる行為を禁じている。
福井日銀総裁は大きな見識とモラルが要求される立場にあるにも関わらず、この規定に明らかに違反したのだ。
日本国民が日銀の低金利政策に耐えているときに、イカサマファンドで利益を得た国賊を許すわけにはいかない。
福井日銀総裁よ!辞任を要求する。
2006年6月14日 イギリス ロンドン シティにて 糸山 英太郎