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2006.10.25
ソフトバンクの価格破壊は
孫正義社長のホラー経営だ

ソフトバンクの孫正義社長が記者会見で「通話料メール代0円」のボードを頭上に掲げて微笑む姿は安っぽいホラー映画を見ているようだった。
携帯電話各社とも収益モデルの見直しを迫られるわけだが、ソフトバンク自体が一番深刻だ。
LBOとヤフー株の切り売りで調達した1兆7500億円で非常に割高に買った商売を自ら儲からない商売にしようとしている。
この経営者は一体何がしたいのか?どこかの過激な新興宗教教祖に見えてくる。
実際の企業経営にオカルトを取り入れる恐ろしい人物と言えよう。

また、孫正義社長は、他社の決算を引き合いに出して「他社の決算で、数千億という利益は儲けすぎではないか」とのたまった。
適正な利益を確保し常に高い品質の通信サービスの提供をするdocomoやauを信じないで、今にも炎上しそうな借金まみれのソフトバンクを信じろという話をしている。
通信という極めて重要なサービスに必要なものは「安心感や信頼感」であることを忘れている。
ヒューザーマンションで安物の恐さを味わったばかりではないのか?
石原慎太郎東京都知事が「100万円で5カラットのダイヤは買えない」と言ったが間違っていない。
揺るぎない高品質を確保した上での価格競争でなければ、消費者にとってメリットでも何でもないのだ。

私は3月このHPで「ソフトバンクが携帯電話業界で無料や低価格を武器にムチャクチャやるだろう」と予言したが見事に的中してしまった。
ソフトバンクのビジネスモデルに問題があることはソフトバンク株が昨年暮れの5220円から一時1800円台まで下落していることが証明しているだろう。
その後も乱高下を繰り返しているわけだが、問題はそんなソフトバンクが日経225採用銘柄であることなのだ。
日経平均株価の動向に、ソフトバンクのような荒っぽい銘柄が大きな影響を与えている今の状況は改善する必要があると思っている。
日経225銘柄の選定は日本経済新聞社が銘柄選定ルールに則って行なっているわけだが、いくらソフトバンクが高流動性銘柄であっても全体の指標とするならば候補となる銘柄は他にたくさんあるはずだ。

日本経済にホラーやオカルトはいらない。
真面目で剛直な経営者だけに活躍してもらいたい。


2006年10月25日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎



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