JALは2007年〜2010年までの中期経営計画を発表した。
人員削減、機材更新、路線再編、サービス強化、私が何年も前から言い続けてきたことだ。このHPのバックナンバーを読んでくれれば一目瞭然だろう。
経営にはスピードが必要だと叱咤してきたにもかかわらず、兼子元社長・新町前社長は任期中に手をつけることが出来なかった。
大分時間はかかったが、西松社長はとうとう経営改革をやると言う、しかも方法はこれしか無いと言い切った。
自分自身の年収960万円宣言も分かり易くていいのではないか?雇われ社長のやせ我慢と言うが、そう誰でもできるものではない。
経営者の報酬をカットし、従業員の給与をカットし、株主は無配を我慢する、三方一両損でJALの再生は始まるのだ。
JALが安全運航と新しいサービスで、顧客の信頼を取り戻すことを期待している。
5000万株(200億円)をJALに投資している株主として経営には具体的な注文をつけてきた。
私は、申し渡した経営改革に着手できなければ者はJAL経営者として認めない。よって経営改革着手前は糸山タワーへの経営報告も一切許してこなかった。
2月16日、西松社長の経営報告を許す予定だ。
練られた計画の実現性に疑いがなければ、強力なバックアップを約束しよう。
JALは財務的な問題についても解決済みだ。
私自身はまったくJALの財務体質について心配をしていなかったわけだが、マスコミは面白おかしく書きまくってくれた。
明日にも破綻すると言わんばかりの記事には怒りよりも、その取材のずさんさにあきれたものだ。
株式市場ではそんな風評にJAL株が踊らされるという情けない状態が続いていたが、下値を固め上昇に転じることだろう。
私のところにはJALに対するあらゆる問い合わせ(業績・財務・株価・サービスなど)が山のように舞い込む。
その度に「西松社長をもう少し見てやってほしい」と言い続けてきた。
今回、西松社長は己の進退をかけている。
JALの潜在能力を考えればANAに負けていること自体がおかしな現象と言える、彼は株主の期待を裏切らないはずだ。
JALがナショナルフラッグキャリアとして再生したとき、私のJAL最高顧問としての仕事が終わると思っている。
2007年2月8日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎