6月22日、株式会社テレビ東京 第39回定時株主総会が開催された。
いつものことだが、私の議決権は代理人である弁護士に委任してあるので直接出席はしていない。
議長である菅谷社長から事業報告が行なわれ、私の株主提案については森専務が原文のまま読み上げたそうだ。
「菅谷定彦氏を取締役に選任しない」という私の株主提案の理由は営業利益の大幅な減益とねつ造番組となっている。
厳粛な株主総会で経営者失格という提案をされた菅谷社長は何を思ったであろうか?日本経済新聞社を背景に代表取締役会長に選任され昇格しても、少なくない株主が退任を求めた事実は拭いきれない。
それにテレビ東京取締役会が菅谷社長を擁護するために用意した文言がなんと空疎なものであったか、出席した株主の表情が語っていたそうだ。
質疑応答では、主要株主である私と菅谷社長の良好な関係構築を望む一般株主の発言が複数あったと聞いた。
それに対して菅谷社長は、そんな株主達の意見を真摯に受け止め、その努力を確約したという。
このHPで色々と批判されて納得がいかなかったという発言もあったそうだが、考え違いをしてはいけない。10%超の大株主に経営報告をするのは常識であり企業価値を上げる基礎なのだ。
他にも株主からは、社外取締役の人選・取締役賞与・取締役退職慰労金・番組制作費・コンプライアンスなど様々な質問が飛び交った。
テレビ東京という会社にはまだまだ問題が山積しているということなのだ。
巷で噂される役員交際費に関する質問は無かったようだが、必要であれば大株主として帳簿閲覧権の行使も考えねばなるまい。
今回の総会で特に注目されていた買収防衛策については、導入が可決されたもののその目指すところは非常に分かりにくい。
投資家の自由な取引を否定してまで守る企業価値とは一体何なのだろうか?
以前このHPでも書いたが何から何を防衛しようとしているのか分からないまま単に経営陣の保身に使われるのであれば日本の市場は死んでしまうだろう。
私が買い進めた場合、敵対的買収者と考えるか?との質問に菅谷社長は「敵対的買収者とは思わない」と答えたそうだが当たり前だ、三木谷くんと一緒にされては困る。
私は100億円以上の資金をテレビ東京に投じている。
選任されたからには菅谷新会長に仕事をしてもらわなければならない。
かつて菅谷氏は中曽根康弘氏(電通顧問)渡邉恒雄氏(読売新聞社会長)杉田亮毅氏(日本経済新聞社社長)の助けを借りずに仕事をまっとうすると言ったがその手腕をまだ一度も見せてもらっていない。
菅谷新会長の仕事はテレビ東京の企業価値を高め株式時価総額を増大させることに極まる。
2007年6月22日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎