第21回参院選は29日投票、即日開票されたが年金問題などによる大逆風は甘いものではなかった。
自民党は勝敗を左右する1人区で民主党や野党系無所属候補に相次いで敗れ、なんと37議席という歴史的大敗を喫したのだ。
頼みの公明党も固いといわれた13議席を9議席と下回り、与党は過半数を大きく割り込んだ。
一方、民主党は与党批判票を取り込み60議席と躍進、参院では第1党となったのだ。
今回の当選者と非改選議席を合わせた新勢力は野党側134議席、与党側105議席、国会運営のプロであった私に言わせればまともな国会運営は不可能だ。
私の代議士時代の後輩がポロポロ落選する姿を見ていた、安倍首相が17本も強行採決をやればこれくらいのバチがあたるのは当たり前だが、民主主義というシステムをなめた報いは実はこれからが本番なのだ。
内閣改造・党人事・政治資金規正法・憲法改正・消費税など真面目に考えれば考えるほど、気が遠くなってくる。
今回の選挙では、小泉チルドレンの悪夢を思い出すような酷い候補者が与野党問わず当選している。
日本の国政選挙のレベルが恥ずかしいくらい低下しているのだ。
参議院議員は六年という非常に長い時間国政に関わる、勉強もしていない知名度だけのふざけた人間を税金で遊ばせてやるなんてあってはならないことだろう。
また女性議員が多数当選しているが、女性の特性と称して瑣末な問題のみに拘る姿勢は勘弁してもらいたい。国会議員であって地方議員ではないのだ、国民の生命と財産を守ることへ力を尽くしてもらいたい。
私は安倍首相についてこのHPで「閣僚が悪すぎる一年持たない」と書いた。
お友達議員には馬鹿がつくくらい人が良いくせに、外交では意味もなく強気を叫び国益を毀損させてしまう安倍首相はまだやりたいと言う。
今日の会見で続投と内閣大幅改造を宣言したが、安倍首相が叱られた思慮浅い子供のように見えたのは私だけであろうか?
人を見る目が無い者の人事は非常に恐い、また同じ状況に陥る可能性は非常に高い。
幸い東京株式市場は、私の読みどおり急落の後下げ渋り絶好の買い場が提供された。強靭な日本経済に心配は無いが、政治の質がこれ以上低下する様を私は見たくないのだ。
世間知らずのボンボンに総理大臣は荷が重過ぎる。
2007年7月30日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎