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2007.09.12
東証一部を貶めたベンチャー企業
これ以上日本株の足を引っ張るな

若くして会社を興しIPOで巨額の資金を得たベンチャー企業経営者が私のところにはよく集まってきていた。
当時、新興市場から東証一部への上場を競っていた彼らに、私は苦言を呈し続けたのだ。
「経営者は見てくれではない、真の実力を持たずに格好ばかりつけていれば株主や市場を裏切ることになる。」
彼らは元気よく「分かりました!」と返事をしていたが若さとは愚かなもので、東証一部上場企業経営者という肩書き以外にも高賃料のオフィス・高級レストラン・高級車・別荘・ヘリ・ジェットと経営者の力とはおよそ関係のないものに執着していった。
挙げ句は私の本業であるゴルフ場経営にまで手を出す節操のなさを発揮していたのだ。

月日が経ち村上くんやホリエモンが表舞台から転げ落ちていく中で、彼らの会社が同様に傾いていったことは言うまでも無い。
彼らの会社の株価は東証一部上場後高値(修正値)から申し合わせたかのように約10分の1まで下落している。

グッドウィル  147,000円 (2004年高値) 13,350円  
フルキャスト 554,000円 (2006年高値) 57,500円  
GMO 3,650円 (2004年高値) 300円  
T&G 225,000円 (2006年高値) 20,180円 (9/12大引値)

グッドウィル折口くん、フルキャスト平野くんについては不正を働いたので論外であるが、GMO熊谷くん、T&G野尻くんもなぜ市場からこのような評価を受けているのか心当たりがあると思う。
マスコミに出まくっていい気持ちであった時期は本当に短いものであったろう、マスコミに持ち上げられてまともに生き残った者はいない。

東証一部上場の適格要件には「継続的に事業を営みかつ経営成績の見通しが良好なものであること」「事業を公正かつ忠実に遂行していること」などがうたわれている。
東証一部上場からわずか数年で株価が10分の1になるなんて、これを信じた投資家・市場への裏切り行為に他ならない。

彼らがこの裏切り行為を償うことは可能であろうか、いやその前に償う気持ちがあるだろうか?
私の言葉が彼らに届かなかったことを大変残念に思う、これからもまた次世代の若き経営者が表舞台に出てくることだろう。
是非、投資家・市場・日本国を裏切らぬ経営者となってもらいたい。


2007年9月12日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎



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