2007年9月末の保有株数が確定した。
JAL5000万株(1.8%)テレビ東京265万株(12.8%)としたのだ。
JALについてはエグゼクティブアドバイザー(最高顧問・無報酬)として細かく経営指導を行っている。
私のところには、JAL搭乗のお客様やJAL社員から山のようなメールが届く、その多くはサービスへの不満や働く現場での問題点を克明に綴ったものだ。
企業価値を毀損しかねない緊急を要するものはすぐさま経営陣に解決の指示を出している。
彼らには原油高をJAL低迷の言い訳として一切許していない。ANAに大きく差をつけられた顧客満足度を引き上げるためには、地道に小さい改善を繰り返していくしかないのだ。
実は最近、お客様から好意的なメールが少しずつ増えてきている。西松社長を筆頭にその士気は非常に高くなってきたことは認めてやりたい。
私が今危惧しているのはJAL子会社のサービスに対する不満が増えていることだ。
数多くの子会社に出向、転籍しているJALの元幹部社員は閑職に追いやられたと拗ねているのか?業務の重要性を全く理解していないのか?極めて怠慢な仕事ぶりが報告されている。
私はJALグループに少しでもそのような部分があることを見過せない。
JAL社員はどの部門であろうと、自らの怠慢こそが企業価値を貶める最大の原因であることを肝に銘じてほしい。
非常に遅い対応だが、JALは資産売却を進めている。
私は10年前からJALは本業のみに注力せよと言いつづけてきた。
ホテル・金融は言うに及ばず様々な畑違い事業は良きパートナーと組めばそれで済むし効率も良いのだ。
筋肉質の財務の必要性は西松社長が一番良くわかっているはずだ。
まだまだ問題も多いJALではあるが、社員一丸となって復活に向かって頑張っている、少しずつであるが株式市場での見方も変化してきた。
株主に約束した時価総額1兆円の実現こそが正しい経営者の姿であることを再度言っておく。
テレビ東京はどうだろうか?
菅谷会長・島田社長に企業価値を高めるために頑張るという真摯な態度は残念ながら見えない。
6月に開催された株主総会で菅谷会長は私との関係改善を約束したそうだが、今もって何の挨拶も無い。
これが12.8%の主要株主に対する態度なのか?と正直あきれている。
私のところには、テレビ東京についてもJAL同様多くの問題が寄せられる、企業価値向上のために改善の指示を出したくてもできないのだ。
私はテレビ東京の潜在的な企業価値はもっと高いものだと考えている。
現経営陣に問題解決能力がないならば、私が直接その問題点の分析と解決に当る必要があるということだ。
帳簿閲覧権を行使しテレビ東京に関する問題点の確認をしなければなるまい。
私の投資スタイル、資金の性格からして超長期戦もやぶさかでないが、目的は「テレビ東京の企業価値向上」なのだから、現経営陣と利益が相反することは全くないと思っている。
菅谷会長と島田社長はいつまでも引き篭もっていないでJALのように早く私の話を聞きにきなさい。
2007年9月21日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎