福田康夫首相は今国会会期を35日間延長し12月15日までとした。
給油新法案の成立や成立断念について様々なシナリオが語られているが、国会対策のプロであった私に言わせれば成立はかなり難しくなったと思う。
こうなってくると自民党は民主党が弱っているときに解散総選挙を仕掛けてくる可能性が高くなる。
12月解散1月総選挙だってありうるだろう、政治は流れが決まると展開のスピードが驚くほど早くなるものなのだ。
総選挙となった場合、国民が白黒つけがいのある激しいものとなる。
しかし自民党・民主党ともに選挙の準備が足りない、候補者の選定が遅れており自民党が20名・民主党が90名程決まっていないのだ。
これは政治を志す若者にはチャンスだと思う。
私の分析では現在安泰と言える現職議員は驚くほど少ない是非挑戦してほしい。
国政選挙や地方首長選挙のスケジュールが近づいて来ると面会の依頼が増える。
早速、糸山政経塾の元塾生5名から選挙に関するアドバイスを求められているところだ。高い志を持つ塾生には力になってやりたいと思っている。
しかし、その真髄を若い塾生に教えることは非常に難しいものだと感じている。
政治を志す塾生が私のところに来る前に基礎的なことは知っていてほしいので、少しレクチャーしておこう。
まず選挙公示前の政治活動についてだ。
公職選挙法で選挙公示前に投票の依頼はできない、よって公示前は自らの政策を伝え支持の拡大のみに務めることになる。
同時にカンパや選挙活動を一緒にやってくれる人を集めるのだが、忘れてならないのは自ら用意できる政治資金がいくらあるのかということだ。
大勢の支持者のお金や労力を受け取る前に、自分のお金と労力を惜しみなく出せる候補者でなければ政治家を目指す資格は無い。
お金に困った政治家など笑い話にもならない。
ミニ集会で政策を訴え、顔を憶えてもらう。
紹介者無しの戸別訪問は出来ないのでひたすら紹介をしてもらうことになる。
名刺とポスターを駆使して人から人へ支持のつながりをつくるのだ。
最近はインターネットで政策を訴える者も多いが、政策は生で伝えなければ伝わらない。
このようにして小さくても強固な後援会を組織することがはじめの一歩だ。
最低ここまで頑張ってもらわないと私自身応援できないと言っておこう。
選挙公示後、それはそれは凄まじい戦いとなる。
私はその戦いを何度もやってきたわけだが、精根尽き果てるとはこのことだろう。
具体的な戦い方についてHP上での説明は控えるが、準備が整った塾生にはすべてを授けようと思う。
参院の首相問責決議など民主党がバラバラになる火種はまだ多い、自民党内にも様々な考えをもっている議員が時期を窺っている。
新しい政党ができるのではないか、私はそんな期待も持っている。
2007年11月9日 ザ・イトヤマタワーにて 糸山 英太郎