年末恒例、京都清水寺の森清範貫主が書いた漢字は「偽」であった。
年金問題で舛添厚労相は開き直り、福田康夫首相はすっ呆けてずさんな年金記録を正す仕事から逃げている。
舛添厚労相と福田康夫首相は政治家の命ともいうべき公約を「偽」としてしまったのだ。
また防衛事務次官守屋と芸人小島よしおも迷惑をかけてくれた。
国会を停滞させて国益を毀損する国賊役人が長く国防のトップに君臨していた事実を国民は如何に考えているだろうか。
防衛利権に巣くう役人など今更珍しくもいないが、国会運営の妨げになることは許し難い守屋はもっと早い時期に刑事責任をとって退場すべきだったのだ。
早稲田大学出身小島よしおの「そんなの関係ねえ」は小学生までマネをする最悪のギャグだ。彼は彼なりに一生懸命なのだろうが教育上好ましくないものをTVが垂れ流すことは許せない
世間に関係の無いものなどない、あらゆる関係に責任を持つことの出来ない人間は偽者だ。
もちろん子供だけではない、この言葉を面白がる現代日本人のメンタリティに幼さを感じる。
証券市場の「偽」も見過せない。
不可解な増資が株主不在で行なわれ公正な市場が損なわれようとしている。
かつて大蔵委員会で証券市場の法整備について議論をしてきた私に言わせれば、証券市場の原点に戻れと言いたい。
公正な市場でのみ株価は上昇するのだ。
証券税制についても現状を見ていると、本気で投資を呼び込みたいと考えているのかと疑ってしまう。
中途半端な優遇税制はダイナミックな投資を阻害し、市場の縮小を招くことになるだろう。
私は財務省に更なる努力を望みたい。
来年こそは真面目に働く人間が報われる「偽」を排除した公正な日本をつくりたい。
湘南工科大学総長特別講演より 糸山 英太郎