日本列島は夏を迎えようとしているのに、人気ばかりが高い小泉内閣のおかげでいっこうに不景気風は止まず心寒い毎日が続いている。
小泉総理、田中真紀子外務大臣のうまいパフォーマンスにマスコミさえ踊らされている始末だ。
かく言う私もマスコミの影響にはこのところ頭を痛めている。昨日の日本経済新聞で「筆頭株主が交代」というタイトルで日本航空と全日空が取り上げられていた。内容はJALの筆頭株主・私が所有していた7000万株が5115万株に減少し、それまで2位だった東京海上火災が18万株増えて5131万株で筆頭株主になったという記事だった。記事の文中「糸山氏は日航に様々な要請をしてきたが、昨年9月以降に1000万株強を売却した模様」とあったため、翌日から不安感が広がり株価は下がり、私のホームページを通して多くの人達が直接その株価の不安、JALに対する不満、マスコミに対する批判などを訴えてきて、さすが私もパニックになった。私は6月の4日にすでに1000株強を売った事実や、東京海上火災が筆頭株主になった理由、今後の私の考えなどをホームページ上に掲載している。注意深い株主達はうまく私のホームページを利用しているようだが、14日の日本経済新聞の記事による反響には今さらながらと思う反面、マスコミの影響の大きさに責任を感じる。しかし私はこれまでの私のスタイルを崩すことなく通していくつもりだ。そして、マスコミをうまく利用したパフォーマンスもさらさらする気もない。
もうひとつ私の考えを約1年近くリアルタイムで伝えてきたラジオ番組があった。「糸山英太郎の株式入門」がそれだ。しかしつい最近になって野球ナイター中継が放送されているため、定時の10時を過ぎて延長戦になる事が増え、6月に入って2回も番組が飛んでしまった。放送は土曜日の夜、その週の株価の動向から次ぎの週を予測した内容や、「糸山のススメ」コーナーでは具体的な銘柄も上げていたため、番組が飛んでしまった時はその瞬間から多くのリスナーから私のところにメールで問い合わせや質問が後をたたない状況になっていた。
この番組の収録前、そして日頃から私は日本だけでなく広く海外の市場の動向と分析を繰返し、ガセネタや間違った情報が多いこの業界で一般リスナーや善意の投資家のためにかなりの勉強をして生の本番(ナイターシーズンは放送当日の夕方に収録)に望んでいた。降番を決めた今、思い返せば私の1時間程の講演料は100万、この番組は出演料など一切頂戴していない、言わば純粋に株主や株に興味を持っている人達のために責任をもって情報提供と指導にあたっていた。放送局、編成の不条理とも感じる「飛ばし」の手段ではあるが、この番組を頼りにし期待していてくれた多くのリスナーには大変ご迷惑をかけたと思っている。しかし、このようなマスコミ、メディアとの絡みから私は私なりに確かな手ごたえを感じたのも事実だ、そしてひとつの決断をした。
マスコミを意識してパフォーマンスを繰返す政治家、マスコミに踊らされ真実が見えなくなる国民…
しかし、このような日本だから、このような不景気だからこそ勉強をしようと思っている前向きな人達もいる。真面目に経営や投資を考えている人達のために、マスコミやメディアを使った一方的なドライコミュニケーションではなく、直接顔と顔を合わせ双方方向で共に勉強できるウエットコミュニケーションでの「糸山経営塾」(仮)を実施しようと思う。経営とは何か、から金銭哲学の持ち方、投資の考え方…など私の今までの経験をふまえ、そのノウハウの全てを伝えていきたいと思う。
これから具体的な準備を進めこの秋にはスタートしたいと思っている。ベンチャービジネスを考えている方、御意見やアイデアのある方、そして参加してみたい方は
このホームページのメールを通して、何でも言ってきて欲しい。