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2002.10.21

糸山経営塾第三期開始に向けて

去る10月19日(土曜日)、ザ・イトヤマタワーにて糸山経営塾第三期の第一講が開催された。松下政経塾と比較されることもあるが基本的には政治家の養成学校ではなく経営者のための会社経営を取り巻く諸問題の解決とさらなる事業の発展に資することを第一義に考えている。もちろん塾生の中から日本再生の理想に燃えて政界を目指す経営者が出てくれば応援は惜しまないつもりだ。

また当塾は世間の他の経営塾と比較にならぬほどの各期全四講で58万円という高額の受講料にも関わらず、今回も常連の塾生16名に加えて口コミで新たに35名を超える希望者が殺到した。質的な希薄化を避けるため、定員は40名に限定、満員御礼とさせて頂いた。マスコミ関係者もオブザーバーとして多数臨席する中、初回から申し込み続けて3度目の正直でやっと入れたとおっしゃる経営者もおられるほどの盛況であった。今回は第一講ということで全員の自己紹介から始まり、講義そして懇親パーティを行って和気あいあいとした盛り上がりの中、幕を閉じた。
全4講のガイダンスともいえる今回の講義では『 気 』、『 健康 』『 仕事と家庭 』『 金と事業 』『 投資の真髄 』『 経済再生 』等について語らせていただいた。

参加者の方々を含め企業経営者として特に気をつけてほしいことは経営がうまくいかないのを不況のせいにするなということだ。デフレのためランチタイムにサラリーマンがマクドナルドや吉野家に列をなす一方、不況下にますます高級ブランドショップは大盛況、都心の高級億ションもあっという間に完売と、大多数の普通の人たちが生活レベルを落としている一方で不況の流れをうまく読んで波に乗り資産を何倍にも増やしてこの世の春を謳歌するひとにぎりの成功者が生まれるという壮大な二極分化が始まっているということだ。

不況下だからといってただ縮こまって嵐がおさまるのを待っていても決して勝ち組みとなることはできず、資産が目減りしていく一方である。本当の嵐はこれからなのだ。1400兆円の個人金融資産はこのままいくと間もなくほぼそれと同額に膨れ上がるであろう空前の国家の負債と相殺されるのは間違いない。政府の舵取りがうまくいけばそれら銀行預金等は株式や土地への投資に流れ込み景気は回復、失敗した場合は米国やIMFが乗り込んできて、敗戦直後の日本と同じく国債は紙屑となり、年間数千パーセントというハイパーインフレによって個人金融資産は国家の負債とともに帳消しにされ跡形もなくなってしまうだろう。アンテナを広く張り巡らして情報を収集し正しく時代の方向性を読み、現預金は別の投資に振り向け、ダメな物や事業はさっさと切り捨て、必要な分野に資本を集中投下する積極的な攻めの姿勢が破滅から逃れる唯一の方法なのだ。

私も来月には海外に渡航、鋭気を養うとともに経済界のトップクラスと会って情報交換することにしている。ただし情報はあくまで情報、私を含め人が言っていることに100%正しいということはない。情報を取捨選択し、自分で状況を判断、次の予測ができるように常に研鑚することが重要である。

私の経営塾に来られた方々は、現在の状況の打開、あるいはさらなる事業の発展のために惜しみなく資本投下できる意欲にあふれた経営者ばかりだ。きっと自分で時代を読み決断する能力を身に付け、あるいは磨きをかけていってくれると確信している。


2002年10月21日 ザ・イトヤマタワーにて


「糸山経営塾」の詳しいお問い合わせ先

日本経営合理化協会 東京本部
東京都千代田区内神田1ー3ー3
TEL:03ー3293ー0041
担当/吉田誠一郎:yoshida@jmca.co.jp


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